忘れないように思い出す
去年の今頃は、まだ口からの食事も取れず経管栄養、呼吸器、カテーテル、抗生剤点滴など、たくさんの管につながれ、起き上がるどころか寝返りもできず、窓からの景色だけが、見ることのできる唯一の外の世界だった
一年経って、もう忘れかけている
いいのか悪いのか
本当に?誰のこと?
そう言いそうになるくらい、自分の事ではないかのように
呼吸ができること
立てること
歩けること
ご飯が食べられること
トイレに行けること
話せること
スマホが打てること
痛いところがないこと
苦しいことがないこと…
何もかもが本当はあたりまえではないことを
元気になった今もこれからも、ときどき思い出せる自分でいたい
何もしていなくても、有り難い今を生きられている幸せを実感できるから
メイクしてちょっとお出かけするだけでもワクワク♪
歩ける距離が伸びて嬉しい