私は私という体の宿主、オーナー
私の体の細胞のひとつひとつは、いつでも私を生かすために働いてくれている
37兆個とも60兆個とも言われる細胞達は日々、瞬間瞬間、役割を終えて死に絶え、また新たな細胞が生まれるという循環を繰り返し続けている
一年前、倒れて意識不明になったあのとき
私はまだ生きたかった
宿主の私が死なないようにと細胞のひとつひとつは非常事態の中、意志を持って必死に全力で、役割を全うしてくれた
だからこそ、私は生きる続けることができ、再び生き直すことができている
ありがとう
ありがとう
ありがとう
彼らの死を悼み、再生を祝って花束を