I am 〜わたしの生き方〜

患者になってわかったこと、日常での気づきなど

2019-01-01から1年間の記事一覧

今年の振り返り

去年の今頃は入院中でまだ歩けず、家族が付き添って車椅子での外出がようやく可能になった頃。 おかげさまで今は歩けるし、透析に通いながら普通の人っぽい生活できるようになった。 身体の回復を見守り続けた2019年は、私にとって「復活」の年だった。 「ま…

ドルフィン・マン / ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ

ジャック・マイヨールのファンは必見‼︎ 亡くなって丸18年、誰よりもイルカとお友達で、人懐こいキャラのジャックをまた見ることができて、自分自身のかつての海やイルカにまつわる思い出ともリンクして、懐かしさと同時に、くすぐったいような嬉しさも感じつ…

クリムト展2019感想

絵画鑑賞は私にとって「この人いいな、素敵だな」と思った人に会いに行くのと一緒の感覚。気に入った絵の前で対話するように向かい合い、全体を眺めたあと、細部の色使いや筆のタッチを素人なりに見ていると、優に100年前の作品が描かれた時代に誘われる気が…

気軽にお出かけ♪

休日、名古屋駅にお出かけ。 去年の今頃はまだ寝たきりだったのに、今はもう歩き回れる‼︎ 他の人には当たり前のことが、1人で街に出ると特に感慨深い。 もうエレベーターやエスカレーターを探さなくても大丈夫なほど足腰もしっかりしたけれど、上りの階段で…

細胞たちへの感謝

私は私という体の宿主、オーナー 私の体の細胞のひとつひとつは、いつでも私を生かすために働いてくれている 37兆個とも60兆個とも言われる細胞達は日々、瞬間瞬間、役割を終えて死に絶え、また新たな細胞が生まれるという循環を繰り返し続けている 一年前、…

キッチンで氣付いたこと

台風10号接近中 何して過ごそう… やろうと思ってなかなかできなかった重ね煮を作ろうと一念発起(←大袈裟) 重ね煮2種類とピクルス作って、ついでに野菜もまとめて茹でて、夕飯の下ごしらえも始め…気づいたら2時間以上キッチンに立っていた(さすがにちょっ…

自分しかいない

こじんまりと、ワークショップの主催と参加が久しぶりにできて、ここ最近の週末とは異なるハイレベルの充実感を得た もう‘楽しい’と‘ワクワク’でしか動けない我が身 長いお勤め生活を辞めて何年経っても「仕事」という言葉に縛りや窮屈さを感じて苦しくなっ…

忘れないように思い出す

去年の今頃は、まだ口からの食事も取れず経管栄養、呼吸器、カテーテル、抗生剤点滴など、たくさんの管につながれ、起き上がるどころか寝返りもできず、窓からの景色だけが、見ることのできる唯一の外の世界だった 一年経って、もう忘れかけている いいのか…

我が家の周辺は、まもなく雪⁈

AM6:00 「無性に朝食が作りたい」と唐突に テスト期間中の息子 コンビニにベーコンを買いに行った 各部屋で寝ている家族ひとりひとりに 「食べる?」と声をかけてから調理スタート AM6:30 全員が起きて席につき、一緒に食べた‼︎ いつも平日の朝食はバタバタ…

夏至の振り返り

昨年の夏至は、オパのセラピストになるための講座受講で佐賀県の唐津にいた。 体調は非常に悪く、もう固形物は何も食べられず、ずっと座り続けていることも困難な状態だったが、人気の講座で何ヶ月も前から決まっていたし、体調不良は事前に知らせていたが受…

やりたかったらやってみる

体調がどんどん悪くなり、いろんなことができなくなってきた時期も、バイオリンだけは倒れる直前まで続けていた。 体調をも考慮してレッスンしてくれる先生だからできたことで、ハーモニーを奏でることで何かが整い、身体が少し楽になった。 入院中、5月に発…

子供達は知っている

まだ寝返りすらできなくても自分の入院生活が半年以上にもなるとは思ってもいなかった頃、夏休み中だった息子と娘は、ちょくちょく病室に顔を出してくれた。 外は異常な猛暑にもかかわらず、気が向くとフラッとひとりで来て、何を話すと言う訳でもなく、そこ…

未来の自分が教えてくれる

数ヶ月の寝たきり生活が続く間、全く落ち込んだり悩んだり塞ぎ込んだりすることがなかったことは、自分でも意外で不思議だった。 何故そうだったのかとあらためて考えてみた。 それはきっと、私はまた必ず元気に動けるようになると信じていたし、わかってい…

生きているだけでいい

約1年前、自宅で倒れて意識不明となり救急搬送されたのち、生死をさまよった。 目が覚めたとき、体は浮腫み全身どこも動かず、あちこち何本も管が繋がっていた。 挿管による人工呼吸の処置は自発の弱った呼吸とかみ合わず、ひと呼吸ごとにとても苦しかった…